【墨田区】北斎漫画に描かれた身体を舞踏にする!? 空き工場で踊り出す「北斎漫画」
舞踏家の我妻恵美子さんが、2022年からすみだで工場、銭湯、長屋をリサーチした集大成として舞踏公演『そぞろ』を上演します。
北斎漫画に描かれた身体を舞踏にする!?
空き工場で踊り出す「北斎漫画」
2024年11月8日(金)〜10日(日)に開催される舞踏公演『そぞろ』は、『北斎漫画』に出てくる身体とすみだの町工場、銭湯、長屋文化を舞踏で融合させ、空き工場で舞う斬新なエンターテインメントです。
9月、10月に4回にわたって実施された舞踏ワークショップの参加者の一部も、公演に出演します。
葛飾北斎の『北斎漫画』にインスパイアされ、踊る『北斎漫画』として2022年よりすみだで工場、銭湯、長屋文化をリサーチして踊りの作品にしています。
3年目の今年は記念すべき節目の公演として、舞踏公演『そぞろ』をブルガリアの民族楽器ガイダの演奏やオリジナル江州音頭『隅田川』、舞踏ワークショップ生12名の群舞を加えて創作。
すみだの旧工場で上演される本作は、劇場とは違った空間でより特別な観覧体験となります。舞台美術や映像の効果で身体がより多彩な表情を見せ、ときに工場の機械の中、ときに隅田川の水中にいるかのような幻想的な舞踏を楽しめます。
ー 白い紙に滲む墨の一滴 そこから広がる北斎の世界 ー
夕方の商店街の賑いを横に迷い込んだ路地裏。影は長く伸び夜が近づき長屋の隙間に時が留まっている。「心に北斎は生きているか」。工場仕事帰りの一人の男が夕闇に誘われ『北斎漫画』が踊り出す世界へ。
【北斎漫画舞踏とは】
2022年、AGAXART代表であり演出家の我妻恵美子、舞踏家の塩谷智司、作曲・ガイダ演奏の大野慎矢(kimimi)を中心に結成、『北斎漫画の墨の囁き、街の響き』を発表。葛飾北斎が江戸の市井の人々を描いて『北斎漫画』としたように、すみだの人々の暮らしの所作を元に舞踏の振付作品を作ることをコンセプトとして北斎漫画舞踏と名付けられました。
2023年にはオリジナル江州音頭『隅田川』を唄う宇宙軒明星、ギター演奏のプリンス王子(ミックスナッツハウス)も参加し、舞踏と銭湯と盆踊りが融合していく作品『おどる湯』を発表。また会場である旧工場には大漁舟隆之による巨大銭湯画が7日間の公開制作を経て掲げられました。一般参加者が舞踏家と共に作品を作り上げる手法は「舞踏作品の新しい可能性」として注目されています。
詳細やチケットの購入などは公式HPをご参照下さい。
AGAXART様、プリンス王子様、情報提供ありがとうございます。
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